公開日:2023.02.16 更新日:2023.04.05
VRの同時再生
複数人で防災訓練コンテンツを体験したい場合の設定方法
VRってなに?何ができるの?
VRの正式名称は「Virtual Reality(仮想現実)」です。
主にVRゴーグルなど装着して出力された360度の映像を見ることで、仮想空間にいるのに現実にいるような体験ができる技術を指します。昨今ではスマホでVR体験が出来たり、コントローラーなどを繋げることでより臨場感のある体験が可能となっています。
ビジネス分野においてはメタバースの展示会・セミナー等などが増加しており、今後もVR産業は成長していくと捉えられています。
2種類のVR製品をビズエモではご用意
ビズエモで販売・レンタルしているVR製品は、2種類あります。
簡易な部屋を作り、部屋全体がVR空間になるシアタータイプの
「MetaWalkers」と、ヘッドマウントディスプレイを1人ずつ装着して災害現場にいるような体験ができる
「防災訓練VR」がありますが、今回はヘッドマウントディスプレイタイプ(「防災訓練VR」)のお話です。
※以下、ヘッドマウントディスプレイは「HMD」と表記。
ヘッドマウントディスプレイの特徴
VRを体験するには主にHMDを装着する方法が主流となります。
HMDを頭に装着して一人で仮想空間に入り込み、臨場感・リアルさ、映像によっては『恐怖』すらも本物のように体験できるのが最大の特徴となるでしょう。
あまりにもリアルすぎることで脳が騙されてしまい、身体が動いていないのに映像が進ことで酔いを感じたり、匂いや感触すらも認識してしまうこともあるようです。
こんなにもリアルで新鮮なVRはとても衝撃的ですが、その反面、課題となる点が一つあります。
それは————HMDを装着している一人しか体験できず、見えている状況を共有できないことです。
複数人で楽しめる「同時再生システム」
その課題を解消するのが「同時再生システム」です。
これを利用すれば、「防災訓練VR」の内『スタンドアロン型ヘッドマウントディスプレイ』や『スマホ型VRゴーグル』で複数人(複数台)が同じコンテンツを同時に見ることが可能になります。
※以下、『スタンドアロン型ヘッドマウントディスプレイ』は「スタンドアロン型」
『スマホ利用型VRゴーグル』は「スマホ型」と表記。
このシステムは、映像端末(スタンドアロン型またはスマホ型)以外にWi-Fiルーター・操作端末(兼サーバー端末/タブレットPC)を利用します。
通常1台で見る場合は、映像端末(スタンドアロン型またはスマホ型)本体で再生の操作を行いますが、「同時再生システム」の場合は、操作端末(タブレットPC)と複数台の映像端末を同じWi-Fiネットワークに接続し、操作端末から「再生」という指令を出し、それぞれの映像端末にインストールされている同一のコンテンツを再生させるという仕組みです。
Wi-Fiルーターをアクセスポイントとして利用しますが、インターネット接続は必要としないため、比較的実施場所を選びません。
映像端末に複数のコンテンツが入っている場合でも、操作端末でコンテンツを選択した上で同時再生させることができます。
※インストールできるコンテンツ数は映像端末じたいのスペック(データ容量)による。
映像端末は、スタンドアロン型・スマホ型の異なる端末どうしでも使えますので、お子様から大人まで一緒に見られます。
※対象年齢:スタンドアロン型は13歳以上、スマホ型は全年齢。
複数人で運用する方法
①操作端末(兼サーバー端末/タブレットPC)・アクセスポイント・映像端末(スタンドアロン型またはスマホ型)、各機器の電源をON。
②各アプリケーションを起動。
③操作端末・映像端末がアクセスポイントへ自動接続。
(初回は接続設定を行う)
④操作端末で「再生」の操作をする。(該当ボタンを押す)
⑤コンテンツが終了したら「停止」の操作をする。(該当ボタンを押す)
* 連続して使用する場合は④⑤の操作を繰り返す。
要するに、毎回の操作は全ての電源を入れて再生を押すだけです。
VRを複数人で使用する場合の活用シーン
・一日に大勢の方の利用が想定される
・スタッフが複数の方に同時に説明したい
このような想定の用途には「同時再生システム」をおすすめします。
(現在は販売のみでレンタルには対応しておりません。)