リアルな災害の疑似体験を通じて
学生への防災教育の質を向上させるため防災訓練VRを導入
| 製品名 | 防災訓練VR |
|---|---|
| 場所 | 兵庫県神戸市 |
| コンテンツ・機器構成 |
津波 津波比較編 地震 市街地編 同時再生VRシステム一式(20台) |
神戸学院大学 現代社会学部社会防災学科様のご紹介
神戸学院大学 現代社会学部社会防災学科様では、地震や津波を想定した実践的な防災教育を行っています。
同大学は、従来の教育手法に加え、よりリアルな災害の疑似体験を取り入れることで教育の質をさらに向上させるため、弊社の防災訓練VR「津波
津波比較編」「地震 市街地編」を導入されました。
本導入にあたっては「2025年度私立学校施設整備費補助金」を活用されています。
今回は、同学科の教授 前林様、助手の寺井様、大澤様に、導入の背景や実際の活用状況についてお話を伺いました。
現代社会学部社会防災学科 教授 前林様
左:現代社会学部社会防災学科 実習助手 寺井様
右:現代社会学部社会防災学科 実習助手 大澤様
インタビューの様子
リアルな災害の疑似体験を実現したい
―導入のきっかけと今までの課題を教えてください。
前林教授:
本学では毎年、神戸市消防局と連携して学生向けの訓練を消防学校で実施しており、2019年頃からは消防局が所有する土砂災害のVRコンテンツなどを研修の際に利用させていただいていました。そのため、以前から防災訓練VRの有用性を認識しており、大学の授業にも取り入れたいと考えていました。
防災教育を行う上で課題となるのが、「災害の疑似体験」です。
災害があった現地に赴いて実習を行うこともありますが、当然ながら実際の災害に遭遇するわけではないため、災害そのものをリアルに体験することは困難です。
特に津波は、災害の中でも実際に体験することが不可能です。これまでさまざまな工夫を行ってきましたが、再現できる内容には限界がありました。
「リアルな災害の疑似体験を実現したい」という思いから、今回の防災訓練VR導入に至りました。
また、システムの選定にあたっては、20台というまとまった台数を導入することで、集団に対して一斉に防災教育を行えるという点も大きな決め手となりました。
災害時の危機感や恐怖をリアルに体験でき、防災対策についてより現実的な考察が可能に
―実際に防災訓練VRを導入してみていかかですか。
前林教授:
まるでその場にいるかのような疑似体験ができ、さらにそれを何度でも繰り返し体験できるという点が非常に良いですね。
写真や講話だけではどうしても伝わりにくかった災害時の危機感を、VRを通じてリアルに体験できるようになりました。
寺井様:
VR自体に触れるのが初めてという学生も多く、最先端の技術を使って防災を学ぶことは、学生たちの視野が広がる良いきっかけになると感じています。
実際の災害映像や写真を見る機会は多いため、現場の様子を想像できる学生は少なくありません。
しかし、特に津波に関しては「どのような状況で、どれくらいの速度で自分が巻き込まれていくのか」という恐怖やリアリティをVRでしか体験できないため、非常に有意義なツールだと感じています。
津波や地震をリアルに疑似体験できるようになったことで、より現実的な対応策や避難経路・方法について深く考察することが可能となりました。
体験した学生の感想
実際に体験した学生にもアンケートを実施し、以下のコメントが寄せられました。
学生コメント:
・とても臨場感があり、驚きました。
・映像が鮮明できれいでした。
・通常の映像を見るだけでは決して伝わらない、圧倒的な臨場感がありました。
・自分が体験して学ぶだけでなく、人に教える際にも役立つ、非常に深くタメになる体験でした。
地域イベントに参加し、子どもたちへの防災啓発にも活用している
―導入されたVRは、どのように活用されていますか。
寺井様:
授業での利用はもちろんですが、それ以外に地域の防災イベントでも活用しています。
2026年7月14日に開催された子ども向けイベント「御影クラッセ 夏の自由研究スクール」では、VR体験とクイズを交えた防災学習ブースを出展しました。
当日は満員状態で大盛況でした。VRという目新しさと、楽しく防災を学べる点が人気を集めたのだと思います。
体験している子どもたちが「車が迫ってきた!」「建物が壊れた!」と大きなリアクションを取りながら、夢中で参加してくれていたのがとても印象的でした。
大澤様:
VRの映像自体がシンプルなため、イベントを通じて学生自身の「人に説明する能力」を高めることにも繋がりました。
地域の子どもたちへの啓発だけでなく、学生への実践的な教育としても活きています。
単にVRを見せるだけでなく、それをいかに「防災の学び」へと繋げるかを実践できた良いイベントでした。
VRは子どもたちとのコミュニケーションのきっかけにもなり、防災教育の間口を広げる手段として非常に有効だと感じます。
今後もさまざまな防災イベントで活用していきたいです。
多くの方にVR体験を提供し、幅広い世代の防災意識向上に貢献したい
―最後に、今後の展望についてお聞かせください。
前林教授:
災害に対しては、どうしても「自分は大丈夫」と考えてしまいがちですが、十分な知識と事前の備えがなければ被害は拡大してしまいます。
今回の防災訓練VRがもたらす臨場感のある体験は、災害を「自分ごと」として捉えるきっかけとなり、日頃からの備えや実際の避難行動へ繋がると実感しています。
今後、学生への教育はもちろんのこと、防災イベントなどを通じて地域の方々にも広くVR体験を提供し、幅広い世代の防災意識向上に大きく貢献していきたいと考えています。
―弊社も引き続き、同大学の素晴らしい取り組みを技術面からサポートしてまいります。
お客様情報
| 学校名 | 神戸学院大学 |
|---|---|
| 所在地 | 兵庫県神戸市中央区港島1-1-3 |
| Webサイト |
https://www.kobegakuin.ac.jp/ |


