田中電気の放送事業部は、主に関東全域(東京民放5社)のテレビ中継局の保守を行なっております。
テレビ中継局とは、視聴者がテレビ電波を関東圏のどこにいてもきれいに受信できるための設備です。
田中電気が保守を行うテレビ中継局は、およそ130地点ありますが、その中から某中継局をピックアップし、定期点検の内容をご紹介いたします。
- 局舎内の劣化していた装置の修理完了品を戻すために、丁寧に梱包しています。
車に荷物を積んで、出発です!
- 事務所から約2時間半で到着しました。
森の中です。
車止めをしっかりタイヤにつけます。
山は平衡感覚が分からなくなってしまい、実際は傾いてる可能性があるため、必ず車止めをつけます。
- 背負子に荷物と修理品を括り付けて固定します。
- 看板があるこちらが入口です!
早速急斜面が待ち受けていました!
この日は雨が降っていたので、雨合羽と長靴で登りました。
雨の日も風の日も、雪の日も、暑い夏の日も、天候に合わせた格好で登ります!
- 中継局までの道を「登局路」(ときょくろ)と言います。
草が伸びて道がないところもありました。
- 登局路では、猪や熊、鹿などに遭遇することもあるそうです。
今回私はトカゲに遭遇しました。
- 30分登り続けて、やっと見えてきました!
大量に汗をかいて、着くころにはもうフラフラでした。
- まず到着したら、関係各所に「今局舎内に入りました。これから点検を行います」と電話をします。
局舎内には必ずテレビがあり、しっかり放送できているか確認するためにテレビをつけて作業を行います。
- 写真の札を掲げることで、さらなる注意を促して作業を進めます。
- 点検業務開始です。
電波測定器で、正常に電波が受信されているか点検します。
- ときに先輩社員が後輩社員に質問しながら点検を行うことで、田中電気のノウハウを引き継いでいきます。
- 点検作業は2時間ほどかかりました。
帰りは、滑り落ちないように細心の注意を払って下山しました。
20分ほどで下りることができました。
事務所まで安全運転で戻り、一日の点検作業終了です。